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障害者グループホームを退去したい・・・どうすればいいの?

グループホーム(共同生活援助)を退去したい!

 今利用しているグループホームから出ていきたい!
 でも、実際には何をどうすればいいんだろう?

 と思っている人のためにまとめてみました。

 グループホーム(共同生活援助)を退去することは、実は珍しいことではありません。
 しかし、その退去する「理由」は、みんなそれぞれ全く異なります。

 ただ単に退去したくなったから という人もいれば
 一緒に生活している人とどう頑張っても折り合いがつかない
 そのグループホームの設備では身体的に対応不可になった
 ルールが厳しすぎて苦しい
 病院の先生と話し合った結果、環境を変える事になった
 実家で家族と一緒に暮らすことになった

 など、様々な理由があると思います。
 そしてその退去がスグに決まることもあれば、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後に予定している場合もあるでしょう。
 例えば「貯金が〇〇円になったら退去したい」と考えている方もいるかもしれません。

 そんな時のために、実際に退去するには何をどうすればよいのか?について
 まとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくだい!

誰に相談すればいいの?

 よし!退去することに決めた!
 退去しよう!
 退去したいな!
 と決めた時にいちばん大切なことは「クチに出して伝えること」です。
 退去すると心に決めていても、それを自分の外に出す行動を起こさないと、周りは誰も気づいてくれません。
 実はこれが一番重要でたいせつなことですが、同時に一番ためらうところでもあります。

 もし誰かに言ったら怒られるのではないか?
 「そんなのダメ」と聞いてくれないのではないか?

 と思うかもしれません。
 しかし、あっさり「良いですよ!」と言われるかもしれません。
 こればかりは実際に言ってみないとわからないことです。
 ですので、ちょっと怖いかもしれませんが、勇気を出して言ってみましょう!
 どのような結果になるかわかりませんが、少なくとも自分の命だけは取られないので
 思い切って言ってみることをオススメします。
 自分の中にだけ留めておいて、ズーッとモンモンしているより、よっぽど健康的です。

 では、誰に言えばよいか?ですが
 現在の自分の担当の相談支援員さん
 障害福祉課の担当者さん
 病院のケースワーカーさん
 グループホームのサビ管さんや世話人さん
 自分のご家族
 です。
 繰り返しますが、大事なことは「声に出して相手に伝えること」です。
 勇気を出して行動してみてください!

退去の時に気をつけることは?

 シッカリ声に出して相手に伝え退去するとなった場合
 次に気をつけることは「退去した後、自分の居場所があるか?」です。

 次の移動先が家族が住んでいる家などの場合は問題ないと思いますが
 別のグループホーム(共同生活援助)を希望する場合、その移動先が空いているかどうか?が重要になります。
 空きがない場合は、移動したくても移動できないので空きが出るまで待たなくてはなりません。
 案外「次の移動先の確保」を忘れることが多いので気をつけましょう。

 移動先が確保できれば、次は引っ越し作業です。
 自分の部屋の荷物を片付けて持っていく段取りをしなければなりません。
 その荷物の移動をご家族に手伝ってもらえるのか?もしくは引越し業者さんにお願いするのか?
 この引っ越し手段も考えなくてはなりません。

 自分の部屋に電気やガス、水道などがある場合、止める段取りも必要です。
 引っ越しの日時が決まっているのなら、それに合わせて電気ガス水道を止めましょう。
 自分でそれぞれ電力会社やガス屋、水道局に連絡する必要があるかもしれません。
 どうしたほうがよいのか迷う場合は相談してみるのがよいでしょう。


 

退去の時はお金が必要?

 実は何かとお金が必要になります。
 今現在利用しているグループホーム(共同生活援助)を精算しなくてはなりません。
 入居の際に預り金等がある場合はその精算
 グループホーム(共同生活援助)との電気ガス水道、食費、日用品などの精算
 万が一自分が使用していた部屋を汚してしまった場合や壊してしまった場合のその修理保全費用
 なども全て精算しないとなりません。

 その他に必要なお金は
 引っ越し費用(引っ越し業者にお願いする場合)
 次に住む場所までの交通費(電車やバスなどで移動する場合)
 新しい部屋に合わせた食器や家具などの購入(新品のものをそろえる場合)
 など。

 もちろん何をどれだけ購入するのか?で必要なお金も変わってきます。
 よく相談して考えておきましょう。

書類の手続きはどうするの?

 退去の際の書類関係ですが、もちろん手続きが必要です。

 まずは、自分が入居しているグループホーム(共同生活援助)との退去の手続きがあります。
 グループホーム(共同生活援助)によって違いますが
 退去届、利用料精算書などがあります。

 続いて役所関係ですが、住所が変わるのでそれぞれ手続きが必要です。
 住民票の移動
 障害福祉サービス受給者証
 生活保護受給者証
 自立支援医療受給者証
 年金受給者証
 障害者手帳
 などあります。

 他にも、例えばスマホを利用している場合はドコモやau、ソフトバンクなどに住所変更の連絡が必要です。
 この時、忘れがちなのはスマホ請求書の送付先の変更です。
 変更しておかないと以前の住所に送られるため全然手元に届かなくなります。
 自分専用のネット回線がある場合はそれの移動や解約などの連絡。
 郵便局に転居届の手続きも必要になるでしょう。

 このように挙げていくと、手続きの量が多くなってよくわからなくなると思います。
 よく相談しながらリストなどを作成して一つずつ手続きを進めるようにしましょう。
 一緒に全部をまとめてやろうとすると混乱しますので焦らずに行いましょう。

まとめ

 ・いちばん大切なことは「クチに出して退去したいと伝えること」
 ・「次の移動先の確保」を忘れることが多いので気をつけましょう。
 ・実は何かとお金が必要になります。よく相談して考えておきましょう。
 ・よく相談しながらリストなどを作成して一つずつ手続きを進めるようにしましょう。

 

 


 

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